目次
はじめに
Unity 2020.1 から、Hierarchy ウィンドウ上で GameObject を複製した場合、オブジェクト名が重複した際の命名規則がカスタマイズ可能になりました。
例えば名前が GameObject
であるオブジェクト複製した場合、デフォルトでは GameObject (1)
という名前のオブジェクトが生成されます。
命名規則をカスタマイズすることで GameObject.1
や GameObject_1
に変更可能になります。本記事ではその設定方法を紹介します。
バージョン情報
Unity 2020.2.0f1
オブジェクト名重複時の命名変更方法
設定変更の場所
Unity の上部メニューから [Edit] -> [Project Settings…] を選択します。
Project Settings ウィンドウを開いたら「Editor」の項目を選択します。
Editor ページの下部にある「Numbering Scheme」が今回変更する設定です。1つずつ項目を解説していきます。
Game Object Naming
Hierarchy ウィンドウにて、オブジェクト名重複時のサフィックスを変更できます。
設定は現状 3 種類あり、 Prefab (1)
、 Prefab.1
、 Prefab_1
から選択可能です。
試しに Prefab_1
を設定した場合、オブジェクト複製時にオブジェクト名のサフィックスが _1
、_2
、_3
と「_(アンダーバー) + 数字」になりました。
Game Object Digits
サフィックスの数字の桁数が指定できます。
例えばこの値を「3」にすると、Prefab_001
のように数字部分が 3 桁表示になります。ここで設定できる最大の桁数は「5」までとなっています。
また、現状どのような命名規則が設定されているかをプレビュー形式で確認できます。設定を変更する度に表記も随時更新されます。
Space Before Number in Asset Names
こちらは Hierarchy ウィンドウではなく、Project ウィンドウでアセット名が重複する際の設定です。
「Space Before Number in Asset Names」のチェックボックス ON / OFF で、オブジェクト名と数字の間にスペースを空けるかの設定ができます。
スペースを空けない場合
スペースを空ける場合
おわりに
オブジェクト名が重複した際の命名規則をカスタマイズする方法を紹介しました。現状変更できるのは Unity 側で用意された 3 種類のみですが、ユーザーが自由に設定できるようになればより便利になりそうですね。
カスタマイズすることで命名の効率化に繋がればと思います。
参考資料
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